有てぃん喜ぶな 失てぃん泣くな 人ぬ善し悪しや 後どぅ知ゆる
(あてぃんゆるくぶな うしなてぃんなくな ひとぅぬゆしあしや あとぅどぅしゆる)

意味:いくらお金や物があるからといって喜ぶな。また失ったから、無いからといって泣くな。人の善し悪し、評価というものは人生の最後にわかるもの。


人は誰でも、幸せになりたい。でも、いま幸せを求めるのではなく、おじいちゃん、おばあちゃんになった時、幸せになろう。と考えれば、これからの生き方はどう変わっていくだろう?
もし二つの選択をせまられた時、いまの幸せを求める人は、楽しい方を選びます。後の幸せを考える人は、苦労する方を選びます。この違いが、1年、2年、10年と経つにつれて、人として大きな差として表れます。
楽しむ事は素晴らしい事です。ただ、そればかりを考えていてはいけません。大きな夢や目標を持ち、それを達成する為に努力する事が何より大切です。「大人になったら、こういう人になりたい」「何年後はこういう人でありたい」と、将来の自分を思い描き、それに向かって、いまやるべき事をみつけてみましょう。
そして、「有てぃん喜ぶな 失てぃん泣くな。」この言葉を覚えていてください。僕もおばあちゃんに「有ると笑うな。無いと泣くな」とよく言われました。はじめにも言ったとおり、人の幸せはいま決まるものではありません。どんなに欲しいものが手に入ったとしても、人生の絶頂期であったとしても謙虚でいなくてはなりません。どんなに逆境に立たされても、失敗を繰り返しても、うつむいてはいけません。最後の最後に幸せになる為に、いまのこの状況をどう思うかは、あなた次第です。
どんな環境におかれようと、「無いものねだりより、有るものに感謝しよう」と考えれば、幸せを感じながら努力する事ができると思います。私が一番恵まれているんだと感謝しながら、頑張る事ができると思います。
将来の自分を描ける豊かな国に、豊かな時代に生まれてきた事に感謝して、日々を精一杯歩んで欲しい。この黄金言葉を胸に秘め、小さな幸せを感じながら、大きな人生を一生懸命歩んで欲しいと、切に願います。
 
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