下手からどぅ習てぃ 優りてぃや行ちゅる 及ばらんとぅ思てぃ 思案するな
(ふぃたからどぅならてぃ すぐりてぃやいちゅる うふばらんとぅうむてぃ しあんするな)

意味:下手だからこそ練習や稽古を積んで、技や芸を磨いていくのだ。できないからといって、心配するな。


僕たちは、何かを達成する為に、また補う為に努力したり練習に励んだりしています。でも努力しても努力しても報われないとき、練習しても練習してもできないとき。「無理かもしれない」と落ち込んだり、投げ出したり、諦めたりしてませんか?
そんな時、この黄金言葉を思い出してください。
そうです。できないからといって心配しなくていいのです。自分を信じて継続しましょう。自分なりに一生懸命がんばって取り組みましょう。
僕は高校野球をしていた3年間、勝つ為に、技を習得する為に、できない事をできるようになる為に一生懸命練習に励みました。甲子園という夢に向かって、辛く厳しい練習や競争、寮生活にも必死に耐えました。結果、甲子園には行けませんでした。夢が絶(断)たれた時の失望感、3年間の努力が報われなかった空しさは今でも鮮明に覚えています。
でも今は、あの3年間にとても感謝しています。目標を達成する事はできませんでしたが、そこに向かって努力する過程の中で学んだ事、身に付いた事、培われたものが今の自分を確かに支えているのです。基礎体力、声量、度胸、信念、集中力、忍耐力、想像力、判断力、団結力、友情、感謝、などなど。
この黄金言葉で先人たちが伝えたかった事もそこかもしれません。
「すぐにできない方がいいんだよ。練習を、努力を積み重ねるその過程で、もっともっと大事な事が学べるんだから。」
下手な方が、人として成長するチャンスを頂けるんだから、できないことに感謝しなさいと言われているような気もします。また、努力すること、継続すること、挑戦すること。何より、信じることが大事だと優しく教えてくれています。この黄金言葉を信じてみませんか。「及ばらんとぅ思てぃ 思案するな。」

 
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