人ぬ事あんくそんかん 己ぬ肘ぬがば落たし
(ぴぃとぅぬくとぅあんくそんかん どぅーぬぴぃじぃぬ がばうたし)

意味:人の事をあれこれ言うよりも、自分の肘の汚れを落としなさい。


他人の事をあれこれ言う人がいる。大抵、そんな人に限って自分は何も出来ていない。人の事をあれこれ言うよりも、まず自分のやるべき事をきちんとやりなさい。自分磨きに日々精進しなさい。そもそも、自分の事すら出来てない人にあれこれ言う資格はないし、言ったとしても損するのは自分ですよ。と、昔の人はこの黄金言葉に託して教えてくれた。
小さな人に限って、何かと他人と比べたがる。自分はこうだけど、あの人はこう。自分はやってるけど、あの人は・・・。こうなると、僻みや妬みで明け暮れる、寂しい人になってしまう。人と比べる事でしか、自分の価値を計れないつまらない人になってしまう。そんな生き方はよそう。かっこよく生きよう。   
とても簡単な事。自分がされて嫌な事、自分が言われて嫌な事は、決して他の人にしちゃいけない。見返りを求めず、何事にも一生懸命取り組む。礼儀正しく、思いやりを持って、ひとつひとつに「ありがとう」感謝の心を常に抱く。ただこんだけ。人として成長すると、毎日がもっともっと楽しくなる。楽しくなると、毎日がもっともっと大切になる。そうなるとどんどん大きな人になり、自分らしさが備わって、今よりも人として輝きだす。‘自分’があるから、人と比べるどころか、他の人のいい所を学ぼうとする姿勢が身に付く。そして、人を心から尊敬できる素晴らしい人になれる。
ただ、陰口を叩く事は決していけない事だけど、人は自分ではわからない事もいっぱいある。客観的にみて、直した方がいいと思う事は、友達として教えてあげたい。そう!話し合おう。でもその時は、二人っきりでね。人は誰だって、人前で自分の欠点を指摘されると面白くない。そして何より、一生懸命生きていて思いやりがあって輝いている大きな人の言葉じゃないと、その人の心には届かない。
まずは自分の‘心’を磨く事。日々精進。時には弱音を吐いたっていい。決して人のせいにはするな。一緒に頑張ろう。誰からも好かれる人になろう。それが毎日できる、何よりの親孝行だよ。

 
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